ブッダ

2006年2月6日 読書
ISBN:4267013055 文庫 手塚 治虫 潮出版社 1993/01 ¥509

私は無宗教で有る。

宗教で人生をガンジガラメにしたく無いのだ。

宗教には素晴らしいものも有る。

でも、あえて特定の宗教が正しいとは思いたくないのだ。

で、この仏陀と云う人物は、現実に存在したらしい・・

分からないが・・

仏陀も普通の人間だったんだろうな、と思うだけだ。

手塚の漫画にもそういう感じで描かれている様に見えるのだが。

で、

手塚はキリストの漫画も描いている。

私は大判を持っている。

これを読んで思うのは、もっと手塚自身で感じたキリスト像を描いて欲しかったかも。

仏陀の場合は、かなり奔放に物語を描いていて、かなり面白いのだ。

現実に存在していなかっただろう人物が沢山居て、それで逆に話が分かり易く成っている。

で、自分自身で作り出して行く物語は、その人自身の考えが満載で有る。

漫画にしろ、小説にしろ、映画、音楽・・・

何となく、手塚教かな・・なんて思う時も有るのだ。

神戸の裕福な家に生まれ、医学生に成るも、漫画を捨てられず漫画の道に進んだ。

戦争を経験し終戦を経て、世の中の不条理に怒り、その怒りを漫画にぶつけてきたような・・

本当に早くに亡くなられてしまい残念だ。

あの人の頭の中には、まだまだ沢山の構想が有ったのだろうに。

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