男というもの

2006年8月18日 読書
ISBN:4122037654 文庫 渡辺 淳一 中央公論新社 2001/01 ¥580 「わたしが『失楽園』で書こうと思ったのは、きわめて高度化した近代文明社会とは裏腹に、われわれ人間は所詮動物であり、地球上の他の生物となんら変わることのない雄と雌なのだという原点が見失われている危機感を覚えたからです」 <p> 明治以来ヨーロッパ・キリスト教社会の影響を強く受けてきた現代の日本は、「精神的なものを…

渡辺爺は今も銀座で美人ホステスさんに囲まれ遊んでいるらしい。

不倫本がバカ売れした為に、資産も増えて逝け逝けゴーゴーなんすよね。

初々しかった「阿寒に果つ」から・・・今は爺に・・・

初々しい青年が、小悪魔のような少女に心を振り回されてから・・・

今は爺に・・・

女性に対して何らかのトラウマが其の時に起きたのだろうな。

渡辺爺の描く女性は、基本が控えめ御しとやかだが、根本は阿寒の小悪魔から来ていると思える女性ばかりだ。

銀座に未だに足繁く通うのも、ホステスの内の心に小悪魔の存在を見付けて思慕しているのだろうな・・

男というものは、

渡辺というもの、

なのだろう。

合掌・・

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