ISBN:4250206025 単行本 塚原 久美 青木書店 2006/01 ¥3,990

彼の母親は病気で他界した。

で、母親の眠る墓の横には水子の墓が在る。

それは、母親が希望して作ったのだそうだ。

産みたくても若過ぎて産む事が出来なかったそうだ、経済的に。

父親と結婚したのが17歳。

父親は18歳。

父親の職が、その当時は不安定で定まっておらず、仕方無しにだそう・・

で彼達、兄弟達を産んだ後、悔いが残り始め、水子の墓を経済的な余裕が出来たら建ててあげようと思っていたようなのだ。

彼の母親の場合は子供をとても大切にする人で、と云うより、身内を大変大事にする人だったらしい。

配偶者の事も大変大事にしたそうだし、彼や彼の兄も大変大事にしてくれたらしい。

父親は子供の事は放任主義だったが、母親は何か有ると寝ないで待っていてくれたり、身の回りにも大変気を配ってくれたらしい。

で、

今度は、私の身内の場合。

2人子供が既に居て、有る程度大きくなり子育てから解放された時に又も子供が出来た兆候が現れた。

多分、生れたら男の子だったらしいが・・・

子供は嫌いだと言い放ち即、中絶した。

で、中絶日に退院したが何の後遺症も自覚しなかったそうだ。

まあ・・本人は中絶に対して全然、罪悪感は皆無。

身体の後遺症も無く・・・

今に至っているが、何の感情も残っていないかのように中絶した子供の事は忘れているようで、水子の墓等は全く考えていないようだ。

まあ・・女性でも色々居るのだ。

中絶は、はっきり言って女性の問題だ。

女が決める事。

何故なら、男には子供が産めないから。

男が強制してあれこれ口出しする等、言語道断。

で、女性に子供を産む権利が有ると云う事だ。

周りの部外者がいくら騒いでみても、産む産まないは本人が決めるしかないのだ。

で、

中絶の仕方は基本は子宮を掻き回して胎児を取り出すだけだ。

掻き回す間に、初期の胎児などバラバラに成る事も多いと聞く。

掻き回し方に因り子宮が傷付き、不妊と成る場合も多いらしい。

中絶とは母体が必ず傷が付く。

勿論、後遺症も出るかもしれない。

基本的に、子供を産む産まないに関わらず、母体の負担は大きい。

これは絶対に男性には分からない。

子供を産む産まない事で女は何らかに傷が付くのだ。

子供を産むなら身体は傷が付いても心の傷は少なくなるだろうが、産まない選択を他人から強要されて実行した時は、身体以上に心の傷が大きくなる人が多いと思う。

で、水子供養・・・

女性の罪悪感次第なのだ。

堕胎観を軽く見ている女性には罪悪感など存在しない。

お腹の胎児の存在も軽く考えていると思える。

こういう感覚を持つ女性だと、他人の堕胎や動物の胎児観等、可なり生命について軽く見ているように思えるのだが・・

少なくとも、私の身内を見ていてそう思う。

私の場合、愛猫の避妊手術が気の毒で・・・

で、子供が出来ても棄てられず・・・

で、庭が広くて餌もあげられる環境なので今に至っている。

が、避妊手術はした方が良いのだろうな・・・

未だ5ヶ月なのに・・6ヶ月を過ぎると妊娠出来るらしいので・・

猫の避妊手術に大変悩んでいる私なのだ。

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