ISBN:4087487385 文庫 山本 文緒 集英社 1998/01 ¥760

中古で105円。

この人の文章は身近で起こっているような話題が多くて、でも一味違う不倫ものに仕上がっているコノ小説。

読み易さは今の私には必要だ。

何せ昔と違い目がショボショボ。

花粉症のせいも有るし・・

と・・本の内容。

二組の夫婦で対照的な其々の男女の組み合わせだ。

で・・一組だけ不倫に突入だ。

浮気されてるお互いの各男女は其々配偶者を何らかの形で愛しているので他の異性には目が行かず浮気はしない。

まあ・・私の場合は相手を愛していなかったが倫理観に縛られ浮気出来なかった。

浮気する女性は美人らしい。

浮気する男性は男前らしい。

二人は先ずお互いの容貌で恋に落ちる。

で・・女は家庭的で保守的に見えるが幼くて倫理観がずれている。

男は家庭的でない勝気な配偶者にうんざりしている。

そして浮気した二人は結婚した事自体に初めから不満足のままで現在に至るみたいな・・

お互いの配偶者と心が大きくズレテイル。

ズレは時間と共に大きくなり不満が極限状態に成った時に偶然、浮気相手と巡り逢い不倫。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

でも・・

コノ題名で最後は締め括られる。

お互いに未熟な者同士の不倫の結末は私の思ったとおりに成った。

夢に夢見る。

王子様、王女様を何時も捜し求め続ける。

まあ・・相手を好きでも無いのに結婚すれば責任転嫁は相手に被せてしまい婚姻生活を鬱々しながら過ごさねば成らないのは当然だろう。

私がそうだったからだ。

でも・・浮気はしなかった。

浮気する余裕が無かった。

今は浮気しなくて正解だった。

結婚生活は生活で云えば大変頑張ったと云う自負が有るからだ。

そして・・アンナ相手と別れられて良かったと思う。

別れられてこそ今の彼と巡り逢えたからだ。

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