ISBN:4835565002 単行本 細野 礼未 文芸社 2003/11 ¥1,050

留年。

友は大学を中退した。

毎日、英語の宿題が多過ぎてノイローゼに成ったとアノ頃言っていたなあ・・

駅の階段を昇る時に胸が苦しくなったり眼が回ったりしたらしい。

彼女の両親は留年しても良いからと一年分の学費を払い込んだが無駄だった。

で・・・

其れからは色々有った友。

と・・

今は、幸せそうだ。

働き者の夫、高等専門学校に行っている息子。

友は家が自営なので自宅で帳簿付け等、仕事の手伝い等している。

仕事内容は忙しくなく余裕が有り、のんびりしている。

この前は夫と桜を見にタンデムで遠出して来たらしい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

留年。

中退。

若い頃に必死に生きてがんじがらめで悩みに悩む。

悩むだけなら良いが、自分を追い詰めるのは止めたいものだ。

適度な遊び心、必要なのでは。

真面目な人は私は好きだ。

彼も真面目だ。

でも・・彼には遊び心が有る。

私生活は遊び心に満ちている。

私が彼と居るのが楽しいのは彼の遊び心に有る。

留年。

中退。

長い人生の中、自殺したいくらいに自分を追い詰める時間は意外に短いのではないだろうか。

私も結婚したかった男性との別れの時は死にたいと思い自暴自棄に成って、元アホと勢いで結婚してしまった。

今思えば、死なないで良かったが、結婚もしなければ良かった。
(苦笑)

この時、友は今の配偶者と結婚に向けて話が出ていたので相談出来なかったのは非常に辛かった。

嘗ては何時も4人で行動していたから辛かったし。

私が結婚出来なかったのは自分の母親のせいだったのも非常に辛かったし憎悪も激しかった。

もしかしたら、男性だったなら母親に殺意も抱き恐ろしい行動をしてしまっていたかも・・

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今、私は幸せだ。

色々有ったが幸せだ。

大学を留年したとしても・・

教授が酷い人物だとしても・・

死んだら負けだ。

生きてこそ、

生きてこそ。

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