砂の女 特別版

2007年7月30日 映画
DVD パイオニアLDC 2002/04/14 ¥4,935 砂丘地帯に昆虫採集にやってきた高校教師(岡田英次)は、その砂の穴の中で暮らす後家(岸田今日子)の家に一夜の宿を借りる。しかし、次々とこぼれ落ちる砂をかきだしているうちに、教師はその穴の中から脱出できなくなっていることに気づき、もがき、そしていつしか後家と情欲で結ばれ、その穴の中に同化していく…。 読売文学賞を…

姉が安部公房を熱心に読んでいたので・・・・・

砂の女は・・・・姉でした。

教師は姉の配偶者か・・・・

て・・配偶者も中々・・・作為が感じられる人物だけどね。

と・・・一度読んだ事は有るけれど、あの当時はちんぷんかんぷんだったな。

奥を読むと云う事が出来なかった体育会系だった当時の自分。

単純に清廉潔白な人生を歩んでいけると思い込んでいた。

でも・・・敵は家庭内の母親で有った事には・・・

砂の女は母親だ。

何も行動もせず砂の底で獲物を待つ。

獲物は自分の子供も含む。

と・・・

狭い範囲で自己の幸福を求めるのはいけない事だとは思わない。

砂の女は殆どの女が持ち合わせているものだろうし。

で・・・

現状維持は心地良い。

周りに迷惑をかけないなら現状維持は幸せだ。

幸せのまま一生を終えたいのも正直な気持ち。

腐敗したものは後回し。

しかし・・

腐敗して膿が溜まるなら、果ては醜悪な臭いを発し出すなら・・

手術して新しく生まれ変わるのは正解。

・・・・・・・・・・

でも・・基本は女は砂の女なんですけどね。

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