マザコン・・・男は買いで無い！！
2008年1月23日 読書
多分に母親に愛されて育っていたとしても、親が他界しているか、大人に成れば突き放して傍観する親なら・・子供は買いだ。
子供の頃は親に甘やかされる事も必要だろうが、甘えさすばかりでも駄目だから。
突き放す事は必要だ。
何時までも足取り手取りしていると駄目だ。
私の彼の場合。
多分にマザコンだ。
だった・・・
が、私が付き合う前後に彼の母親は他界した。
其れからは彼は誰にも頼れず自分で家計を回し家事育児を一人でして来た。
まあ・・娘が彼の母親とは接触している。
勝気なサバサバした明るい人だったらしい。
彼は結婚時は常に母親に甘えていたようだ。
自分達が共働きな為に子供を実家に預ける事が度々だったらしいし。
で・・初めは其れも上手く行っていたが、悪くなったのは彼の母親の病気が始まり。
病気で自分の世話も十分出来なくなった母親には孫の世話は苦痛に成ったのだ。
況してや二人目の孫の世話も・・・無理に成っていった。
そういう状態で本当は嫁がフォローすべきが、嫁は仕事の方に比重がいっていた。（多分に男も居たと思われる）
孫の世話が出来なくなった母親の代わりに家事をし始めた彼。
嫁の帰りは遅い。
何時しか帰りは午前様。
携帯に掛けても出ない。
家事も結婚時から殆どしない嫁は彼の母親のおかげで結婚生活が成り立っていたのだ。
何故なら、彼が家事育児をする事で喧嘩が多くなったからだ。
其れまでは彼の母親が居たので上手く回っていたかのように見えていた。
嫁の婚姻前からの付き合いの有る男との結婚時での逢瀬や他の異性との逢瀬も目立たなかった。
綻びはアッと云う間に。
母親は甘やかせ過ぎたのだ、この夫婦を。
専業主婦で料理も上手く家事が完璧、近所に友人が大勢。
明るい社交的な母親に世話をして貰った孫には、彼の元嫁は憎悪の対象と成っている。
何故か？？
当然、手を掛けずに母親らしい事が全く子供にしていなかったから。
休みの日は一日中寝たきり。
掃除は結婚時から一度も無し。
料理は鍋物のみ。
嫁が仕事をしていたからと言っても・・少し・・・
まあ・・彼の母親のおかげで結婚生活が続いていたのだろうな。
最初から自分達で自立して生活していたなら・・どうなんだろう。
離婚はもっと早くしていたかもね。
マザコン。
彼は俺はマザコンじゃ無いと言うけれど・・母親が今も生存していたなら私たちは続いていたのだろうかと思うのだ。
私から見れば彼の母親が他界した御蔭で男として一段と成長した彼を見る事が出来た。
今の彼は出来る限り必死に家庭や家計を切り盛りしている。
で・・
マザコンも程ほど男が良いのが云うまでも無い。
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