午後の遺言状

2008年1月27日 映画
DVD パイオニアLDC 2001/10/10 ¥4,935 毎年、夏になると蓼科の別荘を訪れる新劇のベテラン女優・森本蓉子(杉村春子)と、もう30年以上も別荘を管理している農婦のとよ子(乙羽信子)。今年の夏もその別荘でさまざまな出来事が起きていく。そしてとよ子は、蓉子に向かってある重大な秘密を打ち明けた…。 名匠・新藤兼人監督が、老いと死というすべての人間が避けられない…

監督は95歳らしい。

26年も愛人を続けた乙羽さんと結婚。

最初の奥さんは監督と離婚して直ぐに他界したらしい。

多分に心痛は酷いなんて云う表現では表せないものだった事が急死で表われている。

監督は乙羽さんに、愛人だった時代は過酷な映画を多数、演じさせている。

汚れ塗れた役の数々を・・・

乙羽さんの生い立ちは悲惨なものだったらしく、監督を好きに成る事で生き甲斐を見出し、役にのめり込む事が出来たらしい。

幼少の頃に午前中に放映されていた昔の邦画で乙羽さんの若い頃の映画を何本か見た事が有るが・・・怖くて気持ち悪かった事しか覚えていない。

後、私が学生になりテレビに出ている乙羽さんを見た時は、何と無く柔らかい表情をしていたのは監督と結婚したからだったのだろうな。

監督95歳。

罪な男だ。

前妻を早死に追いやり、乙羽さんは肝臓癌で死の淵でフラフラなのに、この映画に出演させた。

私は、監督として映画作品は評価しても良いが、人間的には評価出来ない。

芸の為なら女房も捨てる。

私なら・・こんな人は御免ですな。

関わりに成りたくない。

奥様・・・

乙羽さん・・・

こんな人に人生を捧げて御苦労様です。

95歳・・・

存命おめでとうと云うべきなのか・・・

溜息・・

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