未完なんですな。

ベートーベンが可愛いのだ。

最近、翻訳者の亀山郁夫さんがテレビに出て罪と罰やカラマーゾフの兄弟を分かり易く解説してくれている。

この間は悪霊。

ドストエフスキーは罪と罰とカラマーゾフの兄弟を高校生の時に読んだのだが理解出来なかった。

何故に老婆を殺したのか。

兄弟達はドロドロしていて煩悩に浸りまくり。

特に父親が最悪。

そうそう・・ツルゲーネフの初恋の最終の衝撃は・・・何とも・・

外国の本は学生時代には乱続して一応読んだ積もりに成っていたが、奥が深い内容だと思わず言葉の裏を理解せず。

今は漸く、チャタレー夫人等の心の痛みを理解出来つつ有るような。

手塚作品は大人向きの作品も多い。

子供の頃に読んだ事が有るが理解出来ず。

で・・ベートーベンの物語を死の淵でも描き続けていたらしい手塚さん。

その他、未完のものを多数残して他界してしまった。

手塚さんは何時も主に感じるのは死と生をテーマにしていた事だろう。

子供時代に戦争を体験し、死と生は隣り合わせだと。

先が分からないから先を急いでいたような。

医師としても患者を救っただろう。

が、漫画家に成った。

で・・漫画家に成った事で多くの人を救ったのではないだろうか。

今、手塚さんの死後も多くの人を救っているかも。

作品は作者の死後も後世に残っていく。

ベートーベンの作品も今も多くの人の心を癒したり感動させているのだ。

耳も聴こえなくなった後年期も作曲していたベートーベン。

手塚さんが漫画の題材に選んだ理由が分かるような気がする私なのだ。

最近の私。

忙し過ぎて考える暇も無かった結婚時代に比べ、色々余裕が出て来た。

人生の折り返し。

この先何が起こるか分からないが、今が一番幸せを感じている。

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