秋の夜空。

少年は疲れていた。

病気の母。

学校が終わると活版印刷のアルバイト。

帰り道、病気の母親に牛乳を。

少年は疲れていた。

同級生の友達と遊ぶ暇もなく・・

夜も更けて・・少年は疲れて帰り道の野道の脇の草原に腰を下ろす。

そして・・・

物語は始まる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

私は何度も何度も、あの頃は繰り返し見ていたものだ、。

娘が産まれたばかりで、実家に帰らず乳飲み子の娘の面倒を一日中していたのだ。

毎日毎日が寝不足で疲れていた。

初めての子育てを一人で孤独にしていた私は疲れていた。

寝不足でフラフラでも配偶者の食事や世話等は手抜きせずに完璧にしていたものだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

突然、少年の前に機関車が現れる。

そして其れに乗り込み旅が始まる。

旅の風景は千と千尋の或る箇所と被る場面も有るが、此れの方が先に制作されている。

不可解な映像に魅せられて何度も何度も繰り返し、子育て期間中は見ていたものだ。

この映画は音楽が独特で幻想的なのだ。

私的には優秀作品だと思っている。

コメント

アンポタン
2008年9月25日11:37

カムパネルラとジョバンニ  ですね。

何年前にアニメで見ました。
(活字・・・つまり文学としては読んでないです(恥  )

あれは独特の世界観ですよね。
宮沢賢治氏の世界観ですね。

あのアニメは子供では理解しがたいものだと思いますね。
大人が楽しむアニメだと感じました。

kaj
2008年9月25日11:45

小説を先に読んでしまったものですから、どの映像も物足りなくて(~_~)
イメージ的には(宗教色と言う意味で)ナルニア国シリーズに通じるものがあるかなと思ってます。

降るような星空の中を蒸気機関車が駆け抜けていく。

でも、
色んな作品が、この部分だけを切り取って好きホウダイしてますわなぁ999とか999とか999とか(嫌いなんですよ、この漫画は)にも拘らず「著作権」には五月蝿かったりするのが謎です。

ひとそれぞれ
2008年9月25日20:01

アンポタンさん、こんばんは。
私は学生時代は乱読で本を読んでいたのですが宮沢賢治作品は読んでいませんでした。
アニメの方は公開当時は見ていなくてテレビで見て録画していたので、その後は何度も見ました。
人を猫にしているのを見て不思議だけれど興味を持って何度も何度も。
最初は何なんだろう此れは・・・と。
後も何なんだろうと思いながらも引き込まれ・・
映像がとても丁寧に描かれていて音楽も独特で・・
内容は死が密接に関わっているのだろうなと。
十字架やハレルヤとか・・キリスト色が色濃く出てますが・・私的には宗教は著者は拘っていないと思った内容でした。
子供が見て分かるのは友との別れのシーンでしょう。
大人でも不可解な不思議な物語に思えますからね。
私は友との別れに胸が痛くなりました。

kajさん、こんばんは。
999は思いました(苦笑)
宇宙船艦ヤマトも・・・どうなんでしょうかね。
999さんは猫のミーメや4畳半?ものの方が私は好きですね。
で・・ナルニアの最後は私も落胆しました。
あれは・・どうなんだろう。
銀河鉄道は着想自体が素晴らしいです。
銀河を走る機関車と云う発想。
想像力が素晴らしい。

で・・後に宮沢賢治の本を買ったのに何故か読まずに。
ますむらひろしの銀河鉄道は何故か完読。
変ですね、私。笑・・

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