わかれてもすきなひと・・・・
わかれてもすきなひと・・・・
わかれてもすきなひと・・・・
別れても好きでいられる人は今は亡き彼だろう。

今も生存しているだろう嘗ての彼達で別れても好きでいられる彼も数人はいるが・・

好きと云うより想い出に終わり多分に再会は望まない彼達ばかり。

数千万のベンツに乗っていた嘗ての不動産会社の元社長は今思えば可なり胡散臭い人物だった。

バブルがはじけて会社も倒産し一家離散し一人暮らしをしていた彼に残ったモノは数千万のベンツとランドクルーザーだけだった。

しかし昔の栄華を懐かしみ・・・

元嫁は裕福な生まれだったらしく、男が自分の会社を潰すと即、実家に子を3人連れて御戻りに成ったらしい。

嫁の実家の家業はバブル等では潰れない強きモノだったらしい。

彼が言うには不動産とか云うのも実は当時は何をしていたのか記憶も曖昧らしい。

御金が腐るほど有ったらしくて毎日贅沢三昧、嫁や子供が3人居ても夜な夜な飲食街や風俗街に出掛けていたらしいのでなあ・・

そうそう・・・飲みに行くのはラウンジ。

ラウンジに居る女性は実に飲み屋らしい女性ばかりだったらしいので。

蝶と華ばかり・・・・

一回飲みに行くだけで可なりの金額を消費するらしいが・・・妻子と別れた後は暫くラウンジの女性が恋人だったらしい。

彼が言うのは自分自身の母親が綺麗なんだと。

序でに彼の姉妹も綺麗。

嘗ての嫁も綺麗。

ラウンジの恋人も綺麗だったらしい。

ふう・・・・・・・・・・・・・・

で・・私の容貌を見て一言。

素朴で可愛い・・・・ですと。

糞。

洗練されてない田舎臭さを感じてホッとすると。

九州の島国で子供時代を過ごした彼は水泳が得意で当時はインターハイにも出たと云う。

母子家庭に産まれ当時は貧困に苦しんだらしいのも・・・

父親は半年に一度とか数カ月に一度くらいしか母親の元を訪れなかったらしい。

今で云う御妾さんか・・・・

素朴な九州訛りが当時の私の気に入ったところかなあ・・・

て・・・此の人は・・・

でも別れても好きな人では無いな。

再会もしたくないし。

しかし・・・彼のバブル全盛の頃に出逢わなくて幸いだったかも。

其の頃の彼は厚顔無恥で絶好調で、其の後は急降下する事も知らなかっただろうから。

人は挫折を経験してこそ強く成るのだ。

挫折知らずは厚顔無恥に成り易いから。

別れても好きな人。

私の場合、生きている方では今は居ないのが現実でしょうか・・・

コメント

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索