おんがくはじゅうよう・・・

映画を見る際は矢張り音楽は重要だと思った。

此れは、アランドロンが好きに成ってから映画を色々見る様に成ってからだろう。

基本はクラシックな音楽は大好きだ。

姉がピアノは上手くなかったが楽譜は読めたので、可なり高度なクラシック音楽も弾いてくれたからなあ。

そうそう・・姉のピアノに合わせて教科書の音楽を一緒に歌った事も度々。

其れが・・・母親は全く此れ等のモノに興味が皆無だった。

姉がピアノが弾きたいとか云うからと購入したのは祖母だったし。

当時に１５万した様だ。

畳の部屋にピアノは置けないと、業者に頼んで補強もしたし。

其れに対しての母親の態度は怒りに震えていたのを今でも思い出す。

無駄使いだと祖母に食って掛かってた。

兎に角、芸術には全否定な価値観を持っていた様だ。

其れで、五科目の成績が良いと母親は狂喜して近所に自慢するのが恒例だったっけ。

何せ姉は五科目は何時も満点だったし。

他も体育を省けば全てオール５だったからなあ・・

だから、私には全く勝ち目が無くて・・・

唯一、体育だけは姉に勝てた。

そして、其の様な私を母親は阿保とか馬鹿で切り捨てていたなあ。

だのに、祖母が他界すると姉にも暴言が増えた。

姉が中学生の頃だった。

そして姉は其の頃に此の家は継がないと決めたそうだ。

甲斐性の或る配偶者を見付けて家から逃亡する計画。

そして当時から私は全く何も知らなかった。

御気楽に生きていた。

が・・祖母が他界してからは地獄だったけど。

何せ、母親はネグレスト体質だったからだ。

其れと私達姉妹を乳児の時から全く育てていなかったらしいし。

子育ては全て祖母がしていたのだ。

本当に地獄だったなあ・・当時。

又、母親は以前から奇声を発して周りの人を罵倒するのが恒例だったのも・・・

周りの人は私達身内だけでなく、親戚や近所の人達にも同様。

多分に今もオカシイけれど、昔からオカシカッタのだろう。

そして、私は当時から現実から逃避する為に色々と妄想していたからなあ。

だから、映画とか漫画とか・・・

姉の様に勉強が大好きで趣味だとは全く思えなかったから。

勉強なんて大嫌いだったわ。

兎に角は母親の貧相な薄い精神状態は今でもウンザリするからなあ。

何せ昔から友人もいないし、趣味もない。

一応は何かに飛び付いても続かないし飽き性。

爬虫類人の様にネガティブが大好きなのがねえ・・

裏に今でも爬虫類人が居るのかと思うほど。

私達が楽しそうにしてると睨んでいたからなあ。

で・・

今は或る意味で可哀想な人だと思うが、同情は一切無い。

と・・此の映画は最後のシーンで号泣した。

音楽もエンニオモリコーネの曲だから余計に・・・

其れと好きだった人と結ばれなかった若い頃。

私の場合は彼は他界してるから今は逢う事も出来ないし。

本当に号泣したもんなあ・・・